こんにちは。ともぞーです。
投資を始めるて1年余りですが、こんな道のりを歩んできました。
- 初期(2020/06-) : 積み立てNISA・特定口座で米国インデックス / 高配当個別株を物色
- 中期(2020/11-) : 大型/小型グロースの伸びに目が眩み、グロース個別株に手を付ける。
- 後期(2021/06-) : 米国インデックス投資の強さを再確認。コア・サテライトを意識したポートフォリオに変革中(今ここ)
投資の軸が決まっていない初めのころは個別株投資が非常に魅力的に見えて米国インデックス投資を軽視してしまう時もありました。
ただ、投資に関する知識をつけるほど、各株式の保有期間が延びるほどに米国インデックス投資の底堅さが頼もしく感じるようになっていきました。
そこで次のようなポートフォリオに大絶賛変革中です。
- コア:VTI / 楽天全米株式インデックスファンド / eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- サテライト:配当貴族銘柄(絶対に売らないような) / グロース銘柄
本記事では投資初心者がコアサテライト戦略に移行していく道のりを交えて、コア・サテライト運用の魅力について紹介していきます。
この記事はこんな方にオススメ!!
- 投資を始めたばかりでどうやって進めたらよいかわからない方。
- 投資の方向性に迷いを抱えている方。(インデックス投資に勝てない!)
- 長期的に資産を安定して増やしていきたい方。
コア・サテライト戦略とは
コア・サテライト戦略とはポートフォリオの組み方のアイデアの一つです。
コア:投資の中心となる銘柄、商品の比率を厚く持って。
サテライト:補助的にハイリスクハイリターンな銘柄を保有する。
ではどのような銘柄をコア・サテライトに据えるべきなのか?、比率は?という点を次の表にまとめてみました。
コア | サテライト | |
ポートフォリオ内での比率 | 50%以上 | 50%以下 |
代表的な銘柄 | インデックスに連動したETF/投資信託: VTI, VOO,VT | 複数の銘柄: 特化型ETF/個別銘柄/コモディティ/仮想通貨 |
投資タイミング | 長期積立投資メイン | 積立 or スポット購入 (短期/中期投資も含む) |
このように投資のコアに据えるべきはこれから数年間、数十年間ほったらかしできるような信頼できる銘柄が好ましいでしょう。
サテライトにはコアに据えたインデックス投資よりもリスク/リターンの高い銘柄を複数品保有するとよいでしょう。
コア・サテライト戦略の本筋を記すと。。。
長期的にミドルリスク/ミドルリターンを期待できる銘柄を資産形成の中心(コア)に据えて安定感を確保し、爆上げも爆下げも期待されるチャレンジングな銘柄をトッピングしてリターンの向上を狙う投資方法。
です。結構ながくなってしまった。。汗
以下、本章のまとめです。
コア・サテライト戦略:安定した資産形成とリターン効率の最大化の両取りを狙う方法
コア:インデックスに連動したETF/投資信託
サテライト:特化型ETF /個別銘柄/コモディティ/仮想通貨
コア・サテライト戦略のメリット
コア・サテライト戦略のメリットは次の通りです。
- 長期的な資産形成の安定的な成長をコア銘柄で確保できる。
- トレンドに乗った短期・中期的な投資をサテライト銘柄でカバーできる。
- 分散が効いたリスクの低いポートフォリオが形成できる。
それぞれ簡単に解説します。
メリット① 長期的な安定的な資産形成を確保できる。(コア銘柄)
繰り返しになりますが、コア銘柄として据えるべきは”インデックスに連動したETF/投資信託”です。
代表例としてはおなじみの以下の銘柄です。
- ETF:VTI, VOO, VT
- 投資信託:楽天全米株式・インデックスファンド, eMaxis slim 米国株式(S&P500), eMaxis slim 全世界株式
これらの銘柄は長期的に安定して成長が期待できる銘柄ですので、ポートフォリオのリスクを大きく引き下げることにつながります。
ただし、当然ながら債券や現金と比べるとリスクは高いのでご注意を。
メリット② トレンドに乗った短期・中期的な投資でリターン向上が期待できる。(サテライト銘柄)
株式市場においては短期・中期的に数百~数千%の信じられないほどの成長を示す銘柄が存在します。
例えばそれは過去のGAFAMが挙げられますね。
インデックス投資でもその成長を享受できるのですが、組み入れ比率はごくわずかです。
そういったグロース銘柄を掘り当てる可能性を捨てない投資スタイルがサテライト戦略です。
また、景気には一般的に4つのサイクルが存在することが広く知られており、それぞれのステージで活況になるセクターは循環していきます。
サテライト銘柄ではこういった景気サイクルに乗ることも可能になりますね。
メリット③ 分散が効いたリスクの低いポートフォリオが形成できる。
これは言うまでもなく、コア銘柄でどっしりと広く分散されたインデックス投資を継続していくことを前提としていますので、分散性の高さがリスクを押し下げます。
サテライト銘柄で多少の集中投資をしたとしてもコア銘柄がそれを支えてくれることになるでしょう。
コア・サテライト戦略のデメリット
一方でコア・サテライト戦略のデメリットは次の通りです。
- 短期・中期的に急に資産を増やすことはできない。
- サテライト銘柄の比率について規律を順守するのが難しい。
それぞれ簡単に説明します。
デメリット① 短期・中期的に急に資産を増やすことはできない。
こちらはコアであるインデックス投資のデメリットそのままですね。
コア比率を高めに設定することで市場平均相当は確保できますが、爆発的な資産拡大は難しいです。
短期・中期的に爆発的に資産を拡大したいのであれば集中投資が必要になりますが、ポートフォリオのリスクが大きな投資をせざるを得ませんのでご自分のリスク許容度を十分に考えて投資スタイルを選択しましょう。
デメリット② サテライト銘柄の比率について規律を順守するのが難しい。
コア銘柄の投資にあたっては投資信託/ETF(ETFはSBI証券のみ対応)の積み立て設定をしてしまえば、淡々と積み上げることが可能です。
しかしながら、サテライト銘柄はスポット購入を含めてポートフォリオを形成するパターンも考えられますので、規律性の順守が難しいです。
とりわけ個別銘柄の分析を始めるとあれもこれも欲しい!となってしまって偏りのある銘柄比率になってしまったり、過剰に銘柄数が増えてしまったりします。
あれこれ悩みたくない!となれば、すっぱりコア・サテライト戦略を辞めて、インデックス投資一本にするのもこれまた投資の最適解の一つといえますので、ご自分の心情に合った投資スタイルを模索してみましょう。
コア・サテライト戦略をオススメできる人
以上の点からコア・サテライト戦略は次のような方にオススメです。
- 長期的に資産を拡大したい、でもトレンドにも乗りたい。
- インデックス投資だけだとつまらない、趣味としての投資を楽しみたい。
- 市場平均のリターン+αを狙いたい。
皆さんはいかがでしょうか??
ともぞーの道のりを軽ーく紹介
蛇足かもしれませんが、一つともぞーの事例を紹介します。
投資1年生がどのようにコア・サテライト戦略に流れ着いたかの参考程度に流し見してください。
投資が楽しくなってきたけど、自分のポートフォリオの成績がインデックス投資に大きく負けてる方は少なくないと思います。
コア・サテライト戦略の導入を一考してみてはいかがでしょうか?
初期:インデックス投資(50%) + 高配当個別銘柄(50%)
キャピタル/インカムゲインの両取りを目指す。
中期:インデックス投資(40%) + 高配当個別銘柄(25%) + グロース銘柄(25%) + コモディティ(10%)
だんだん投資が楽しくなってきて個別銘柄の比率が大きくなってくるが、インデックス投資のリターンが圧倒的に良いことに気付き、コア・サテライト戦略への切り替えを決断。
現在:インデックス投資(60-70%) + 配当貴族銘柄/ETF(15%) + グロース/トレンド銘柄(15%) +コモディティ(0-5%)
投資信託の積み立て設定に加えてVTIの定期購入を始める。トレンドに乗る投資を勉強中。
まとめ
本記事ではコア・サテライト戦略について紹介してきました。
コア・サテライト戦略に切り替えたともぞーからのメッセージは
インデックス投資に勝つのは難しい!コア銘柄で守りを固めて、サテライト銘柄で攻めの投資を!
です。
投資の方向性に悩んでいる方のご参考になれば幸いです。
それではまたの機会に。
Have a fantastic day!!
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